座談会

PROFILE

新入社員 食品部 商品企画課
販促企画課
QUESTION 1 学生時代 QUESTION 2 具体的な仕事内容 QUESTION 3 苦労したこと QUESTION 4 やりがい QUESTION 5 社風 QUESTION 6 ビジョン

QUESTION 1 学生時代

学生時代力の経験・その経験が活かされる場面
中澤
約100人が所属するゴスペルサークルの活動に力を入れていました。舞台公演に向けて企画から運営まで行っていましたが、大学3年生時、新型コロナウィルスの影響により、ライブの開催はおろか、メンバーが集まることも危うい状況になってしまいました。集大成のライブをどうにか実現できないかとメンバー間で情報収集や話し合いを繰り返し、日程変更や予算内での会場変更など、関係先との調整も行ったうえで、最終的には皆が納得する内容でライブを開催することができました。
サークル活動での「やると決めたことをやり抜く力」が仕事でも活かされています。
和田
大学では福祉学科に在籍し、幅広く福祉関連の勉強をしていました。
授業以外にも児童館、小学校、老人ホームにボランティアとして参加しました。
ボランティアでは、未就学児からご高齢の方まで幅広い年齢層と関わる機会が多かったことから、個々のニーズを引き出したり、自分の思ってることを相手に伝えるコミュニケーション力を養うことができました。
このような力は、店頭での接客や取引先との商談の場で活かせていると思います。
生井
私は高校から約4年間、百貨店に入っている飲食店でアルバイトをしていました。
ホールや厨房の仕事のほか、最終的にはアルバイトの管理、統括までを任されました。行列ができる忙しいお店でしたので、常に周りを見て忙しいところのサポートに入るよう心がけていました。
仕事も自分の力だけではできないことも多々ありますので、周りを見て、サポートし合うことは大切です。こういった部分ではアルバイト経験が活かされていると思います。
また、アルバイトをしていたお店が百貨店に入っていたので、百貨店の雰囲気や、どんなお客様が来るのかを知ることができ、就職後のことをイメージするのに役立ったと思います。
社員3名集合
就活で志望していた職種・東武百貨店を選んだ理由
生井
私はアルバイトを通じて慣れ親しんだ百貨店業界のほかに、地方銀行を中心に就職活動をしていました。
就活では、「地域密着」を軸に考えていましたので、百貨店業界では、地域密着度が高い電鉄系を中心に見ていました。
その中で東武百貨店を志望した理由は、自身が通っていた学校が池袋にあったことや、自身が一番身近に感じていた「食」に強いイメージがあったからです。
最終的には、「地域沿線のお客様を大事にしている」+「食に強い」の2本柱で、より地域のお客様に様々な貢献ができるのは東武百貨店であると考え、入社を決めました。
中澤
アルバイトでの接客経験を通し、ホテルと百貨店業界を中心に就職活動をしました。
実は、池袋には生井さんのような深い縁はなく、来た回数もそれほど多くはなかったのですが、知れば知るほど池袋や東武百貨店の魅力を感じ、一番「人」の魅力を感じたのが東武百貨店でした。
面接の時に、人事部長がエントリーシートの細かな部分まで見て質問をしてくださり、こんなに自分が書いたエントリーシートを見てくださいった方は初めてで、感動しました。
一就活生と言うより、私を一人の人間として見てくれていることが嬉しかったです。
内定をいただいた時も、一番、自分が働くイメージがしやすかったので入社を決めました。
和田
先程話した通り、福祉系の大学で、養護教諭(保健室の先生)になる養成ゼミに入っていたので、学んだことを活かして養護教諭の教員採用資格を取るか、福祉関係の介護施設や児童養護施設で働くかギリギリまで悩んでいました。
アルバイトの経験から、接客に深く関わりたいと思い、旅行代理店、空港の運営会社など様々な職種を見ましたが、一番お客様の近くで接客が出来るのは百貨店だと思い、第一志望としていました。
私自身は地元は仙台で、大学まで仙台にいましたが、父親は東京出身で大学まで東上線ユーザーであり、祖父母の家も東上線沿線だったことから、私が幼いころ、祖父母と東武百貨店でお買い物をした思い出があります。
就活を進める中で、幼いころからの縁を感じたことや、企業研究を通して、沿線のお客様に寄り添った地域密着型の百貨店であることに大変魅力を感じ、東武百貨店への入社を決めました。
生井
仙台でも百貨店にはよく足を運んでいましたか?
和田
そうですね。仙台に住んでいた頃は、よく地元の百貨店へ買い物に行っていました。また、中に入ってる食品フロア内のショップでアルバイトしてたこともありました。
生井さんと同じように百貨店の空気感がつかめて、働くイメージが出来ていたのも、百貨店業界を志望した理由の1つです。
百貨店の中でも、親しみやすさがあって、自分の肌に合う、と感じたのが東武百貨店でした。

QUESTION 2 仕事

具体的な仕事内容
和田
食品部 生鮮惣菜売場の商品企画を担当しています。
私の主な業務は、媒体(折込チラシ)や、食品フロア独自に作成するクリスマスなどイベントごとのカタログへの商品掲載と、SNS(LINEやInstagram)の発信などです。

お客様はどのような商品を求めているか、はもちろんのこと、各ブランド自慢の商品をどのように紹介したら売上が伸ばせるか、なども考えながら媒体掲載を考えるようにしています。
直近ですと、10月の大感謝祭でお菓子メーカー(湖池屋)とのコラボを生井さんが企画された際、食品フロア担当として参加させてもらいました。
湖池屋のポテトチップスを使って食品フロアの取引先にこういった商品を作ってほしいとお願いをして、試食もさせていただき、こうしたらいいのではないかと取引先と話し合いを重ね、ブラッシュアップしていただき、協力しながら、東武限定品のコラボ商品を作ることが出来ました。
東武限定品は、今しか買えない、東武でしか買えない、こんな商品があったらというお客様の要望に答えられるような商品企画をしています。

中澤
和田さんは入社以来ずっと食品部ですよね。入社からの経験が活かされている場面はありますか?
和田
そうですね。食品フロア生鮮惣菜の売場に1年半。その後、2年目の9月から商品企画に携わっています。
売場にいた頃から実感していたのは、お客様はチラシとか東武百貨店で出すLINEなど、実によく見ていらっしゃるということです。
そして売場に立っていると「この商品を買いたい」、「この前あの商品を買って美味しかった」などのお話をしていただけることがあります。
お客様はチラシやHP、広告など一つ一つしっかり見られているからこそ、制作に携わる際はお客様の目線を考えながら制作するよう、今も店頭に立ち、お客様の声に耳を傾けるように心掛けています。
中澤
社内ではどの部署とよく関わっていますか?
生井
私は食品を担当しているので、よく和田さんとはやり取りをしていますね。
和田
そうですね、生井さんのいらっしゃる販売推進部販売企画課とは頻繁にやり取りをしています。
その他にも広告やPOP関係を装飾担当と進めたり、社内様々な方とやり取りをしています。
商品企画課は、企画や社内外打合せ、売場運営まで業務が多岐にわたることもあり、食品部内でも他の課や売場の取引先販売員の方との関わりがとても多いです。
中澤
私は入社一年目なので、まずは様々な業務を一つ一つ着実に覚えている段階です。
基本的には婦人靴売場で販売することが多いのですが、販売以外で現在任されてる仕事としてはVP作成(VISUAL PRESENTATIONの略、お客様の視線が集まる場所に設置する商品ディスプレイのことで、売場のイメージを提案する他、店やフロアで行うプロモーションやモチベーションに沿った展開を行う)があります。
私がいる2階フロアには4つのVPがあり、いずれも二週間に一度切り替えます。
二週間後、どんな季節でどんな気温で、どんなものが求められているのか、自分で考えるだけでなく、お取引先の方にヒアリングしたり、上司や先輩からアドバイスをいただいたりしながら作っています。
私自身は婦人靴売場の所属ですが、VPを考えるときは、同じフロアにあるバッグや婦人雑貨、婦人服まで幅広いアイテムを対象としますので、婦人靴以外の知識も必要になります。
また、VPを作成する際には、様々なショップからVP用の商品を借りる手配をしたり、必要に応じて什器のレンタル手配も行うなど、様々な関連業務があることも学びました。
先日、売場実習で経験した洋品雑貨との「婦人用品雑貨の靴下×靴」のコーディネイトVPを完成出来た時は、売場実習での経験が活かすことができて嬉しかったです。
お客様の目に少しでもとまるようなVPが出来るよう、これからも幅広い見せ方を勉強して自身のスキルを上げていきたいと思います。

生井
私が売場で働いていた時は「販売促進企画は何をやってる部署なのだろう?」と思っていました。実際に担当してみると、「何でもやっていて、とても幅広い業務に携わっている部署」でした。
一言でいうと、会社が来年度どうやってお客様に喜んでいただこうか、売上をとっていくのかという方針に合わせて、半期ごと、月ごと、担当部門ごとと言う区切りで、全館の企画を行っている部署です。企画立案だけでなく企画を成功させるために、取引先との商談や関係部署との調整などのほかに、イベントの運営などにも携わります。

自分で企画したものの中では、先程話題にあがったお菓子メーカー(湖池屋)とのコラボが印象に残っています。
池袋本店60周年に新しいことが出来るかなと探していった時に、湖池屋ポテトチップスのりしおが販売60周年だと知り、60周年×60周年で何かコラボできないかと思い立ち、突撃の電話をしました。

会社へも出向き、企画を一から行い、コラボをしてデパ地下でアレンジ惣菜を作る企画がスタートしました。
実行してもらうのは売場が中心になるので、和田さんなど食品部の商品企画課にこういうことをやりたいとプレゼンをして、食品部に賛同いただき、デパ地下の取引先との商談は食品部の方にしていただき進めました。
私は、社内外の調整を重ねて、企画を実施していく中心として動きました。

自分の企画したものがお取引先や売場の方々の力を借りて、徐々に形になり、さらににブラッシュアップされたものが、お客様のもとに届いていくというのが主な仕事です。
中澤
生井さんは、以前、食品部にいらっしゃいましたが、そのときの経験が、このコラボに繋がったのですか?
生井
食品部での経験も活かされていますが、お菓子メーカーとのコラボは、新商品が出たら必ず食べる程、自分自身がお菓子好きでよく食べていたので、好きなものが企画に繋がったケースです。 また、カラムーチョをニンジンと混ぜてカラムーチョしりしりなどを作るアレンジレシピが流行っていることを知り、百貨店はいろんな惣菜売場が揃ってるので、コラボできたら面白いのではないかと思い、企画しました。 企画を発案後は、部内でプレゼンし、部内で決定された後に、各部門へプレゼンをして協力を仰ぎ、企画をカタチにしていきます。
中澤
和田さんは、プレゼン受けてみて率直にどのような感想を持ちましたか?
和田
デパ地下の総菜は高級で高いイメージを持たれる方が多いのですが、馴染みのあるお菓子とコラボをして販売するのはとてもユニークで新しい取り組みだと感じ、是非参加したいと思いました。ポテトチップス(湖池屋)とのコラボ企画の前には、ベビスターラーメン(おやつカンパニー)コラボも生井さんと連携して実現しました。これらの経験をとおして、お菓子メーカーとのコラボは、新たなお客様層へのアプローチきっかけにもなると感じました。

QUESTION 3 仕事

苦労したこと
生井
販売推進部に異動してきた2020年秋は、コロナ禍真っ只中のころでした。
そもそも企画は、前年と違うことを要求されるものですが、この頃は新しい企画にチャレンジしても、なかなか結果が振るわないことが続き、苦労しました。

その状況をどう改善してきたかと言うと、結果が厳しかった、だからやめよう、諦めようではなく、結果を振り返り、次に活かすことを大切にしました。

各部門から運営結果の報告をいただいたり、よかった点、悪かった点を直接ブランドやお客様にヒアリングしたり、結果を様々な観点から分析したりしながら、それをどのようにしたら次の企画に活かしていけるか、ということを一番に考えています。
その結果、少しづつではありますが、お客様から嬉しい反響をいただくことも増え、それに比例して売上に反映されるようになってきました。

世の中やお客様の変化に対応することは大変なことではありますが、変化をうまくキャッチして結果に繋がったときは感動するくらいのやりがいを感じることができます。これからも試行錯誤を繰り返しながら、新しいことに挑戦することを諦めずにやっていこうと考えています。
社員2名集合
中澤
私が新入社員として婦人靴売場に配属された後、はじめのうちは3年目の先輩と一緒に行っていたVP作成を、先輩が9月に異動されてからは私一人で担当することになりましたので、苦戦することも多いです。
先程、生井さんが「前年と違うことを」とおっしゃっていましたが、私自身が新入社員で前年がどうだったかを知らないこともあり、「前年とは変更して」とか、「この部分は前年みたいに」といった指示に対応しきれないことがあります。
その際は、去年の実績と今年のトレンドを情報収集することに加え、上司や先輩、取引先の方に積極的に質問をしてアドバイスをいただきながら、自分なりに考える、ということを心掛けています。

上司や先輩、取引先販売員の方は、VPに関してだけではなく、商品知識や接客の仕方など、様々な知識をお持ちですので、自分が壁にぶつかったときでも、売場全体でサポートしてくださる安心感があります。
自らも周囲の方に積極的にコミュニケーションをとっていろいろなことを吸収していきたいです。
和田
私も生井さんと同じで、2020秋から商品企画課担当になり、コロナ禍で、媒体を作成や商品選定の面で様々な変化がありました。

例えば、今までのクリスマスは大人数でのパーティーシーン。節分も大きな恵方巻きを作ってみんなで食べる。などを連想した提案をしていましたが、コロナ禍でみんなで集まることが積極的にできなくなってしまいました。
今までと違う紙面の作り方、商品のご紹介の仕方を考えることに苦労しましたが、1人飲み、おうち飲み、おひとり様、家族だけでちょっと食べる小さなケーキなどに方向にシフトして提案をしました。

更に最近では、お出かけや旅行に行く方が増えてきたので、行楽に合うお弁当の紹介をしたり、前年までは2人だけでのテーブルを連想させるような表紙でしたが、今年は親戚や親しい人など少人数での集りを連想できるようなページに雰囲気を変更するなど、時代の変化に合わせて、お客様に紹介する内容を新しくするよう考えています。
生井
食品は流行の変化も早いですよね。情報収集はどうされていますか?
和田
そうなんです。
食品は、トレンドが変わるのが早いと言われています。タピオカや台湾カステラなどもそうですよね。

雑誌や、SNSなどで情報収集をしたり、百貨店に限らずいろんな商業施設を見て回ったり、百貨店へ行った際は、食品フロアは必ず一周見て回り、新しいお店のチェックや、お客様にどんな食品が人気があるのか動向を観察したりしています。

また、売場を巡回しながら取引先の方とのコミュニケーションからも情報を仕入れています。例えば、コロナ禍になって間もない頃、「個食化といわれて1人用や2人用がよく売れるようになっているので、新たに少量パックを作りました」など、その時々の最新の商品情報を教えてもらっています。

中澤さんが今注目している、気になっている流行はありますか?
中澤
公園などでオシャレなシートを敷いてランチを楽しむオシャレピクニックや、ネオ居酒屋も流行っていますよね。
あと、ホールケーキを買ってワイングラスで食べてる動画を最近よく見かけて、同じホールケーキでも盛り付け方やテーブルコーディネイトで印象が変わるのだなと感じました。
次何が流行るのか、和田さんのように情報収集して商品提案に活かしていきたいです。

QUESTION 4 仕事

やりがい
和田
私が企画している東武企画品は、各ブランドのお店の方々に商品を作ってもらい、実際に販売をしていただくものです。その為、日頃からお取引との良好な関係を築くことを大切にしています。
企画を1つ成功させるのもお取引先あってこそです。
電話1本で済ませるのではなく、直接売場まで出向いてお伝えしたり、食品フロアの厨房まで行き、料理長と直接話す時間を取るようにして、信頼関係を築いています。

東武企画品が販売される初日には、お客様がどういう反応で、行列ができるか、買ってくれるか、緊張しながら、売場に出ています。そのときに、お客様から直接感想をいただいたり、販売員の方からも「お客様から好評で、売上も好調です」など報告を受けた時は、心の底から頑張ってよかったと実感します。

また、食品フロアは、クリスマスや年末年始、バレンタインデーやホワイトデー、節分、節句、丑の日、ハロウィンなど、年間を通して食のイベントがたくさんあり、それぞれのイベントへの対応(情報収集や企画、商談、社内調整など)が重なることも多々あります。それぞれ進捗状況の異なるものを把握しながら業務を進めていくのは大変ですが、その分やりがいも大きいですね。
社員2名集合2
生井
私が仕事をするうえで大切にしていることは、3つです。
1つ目は、さっき和田さんもおっしゃっていましたが、社内外問わず情報に興味持つこと
2つ目は、フットワークを軽くすること
3つ目は、結果を振り返ることです。

1つ目の、情報収集は、トレンドはどんどん変わっていきますし、販売促進企画課は売場の企画の根幹部分をつくる部署です。私たちが作った企画に沿って動くので、ここ間違えてしまうと、各売場が別のことをやってしまいます。一番大事な根幹の部分をきちんと整える必要がありますので、様々な情報を収集するようにしています。

2つ目の、フットワークを軽くすることは、紙一枚の企画書では伝わりきらないことを実感しているからです。
先ほどのお菓子メーカーとのコラボの例でいうと和田さんに話をした後、和田さんから更に取引先に話をしてもらいます。その時に、自分の思いや考え方が企画書一枚「コラボメニューの販売」とだけ書いてあっても伝わりません。

こんな思いがあるから、こんなメニューを考えてほしいと言う説明があると説得力が違うと思います。
その思いを受け取ってもらい、熱意を取引先に繋いでもらうことが、結果の成功に繋がると思っているので、しっかりと担当部署に直接話に行くことを心がけています。

3つ目の、結果の振り返りは、やっただけではなく、振り返って、次回に活かしていくことでより良い企画が生まれると思うからです。

やりがいは、和田さんと同じで、お菓子メーカーとのコラボの例で言うと、オリジナルのショッパーを作ったのですが、それを持った人を見た時、お客様の反響を見た時にやりがいを感じます。
企画したものがカタチになってお客様が喜んでもらうのが一番のやりがいですね。
社員2名集合3
和田
企画をカタチにするには部署を超えた連携が必要不可欠ですので、社内でのチームワークは大切ですよね。
生井さんと企画を進める時は、1日に4,5回は電話でコミュニケーションをとりますよね。
生井
そうですね。
私の方が年上ですが、少しの確認事項でも和田さんが電話しやすいよう、日頃からコミュニケーションを取るように心掛けてます。
中澤
私が印象に残る嬉しかったエピソードは、
1つ目は、「VPを見てお客様が実際に商品を買ってくださったよ。次回もよろしくね」と販売員の方に言われたことです。
2つ目は、仕事の8割である接客についてです。一生懸命接客をしたところ、先日お客様が戻って来てくださり、「あなたの接客がとてもよかったわよ」とお言葉をいただいたことです。
更に、後日同じお客様がご来店され、「中澤さんの接客のファンです」と言っていただきました。
商品知識はまだまだ乏しい中、温かい言葉をいただいて、これからも頑張ろうと改めて思うきっかけになりました。
生井
私は、売場実習が婦人靴だったのですが、全く売れず、1週間苦労した思い出があります。そんな中、購入いただけなくても、お客様からの温かい言葉にとても救われました。
売場では、そういう心温まる経験ができますよね。
和田
私も、百貨店で働くうえのでのやりがいの一つは、お客様から直接言葉をいただけることだと思いますので、売場での時間や経験を大切にしています。
中澤さんが今、お客様に一番近い場所で積んでいるたくさんの経験は、今後企画や様々な場面で活かされると思いますよ。
ちなみに、中澤さんが接客する上で心がけていることは何ですか?
中澤
今は知識がないなりに、お客様の求めているものにお応えできるよう、会話のキャッチボールを心掛けて接客をしています。
どうしても商品の魅力を知れば知るほどお客様にお伝えしたい気持ちが前に出てしまい、商品説明や自分の話ばかりになってしまうので、しっかりとお客様のご要望に気づけるように会話を重ねます。
生井
それが実は、とても難しいですよね。
ついつい商品の魅力をたくさん伝えたくなります。
今、中澤さんのイチオシ商品は?
中澤
今は冬の足元のおしゃれと防寒にもおすすめのブーツです。
中敷きがとてもふわふわしたブーツもあり、自分で試してみて、履き心地の良さを実感したのでおすすめしたいです。
バックヤードではいつも、様々な商品を試し履きして商品の履き心地やシルエットなどを確認し、商品知識を増やしています。
食品も食べてみることはありますか?
和田
新作や、今月のおすすめ商品など、必ず食べます。
自分が試してみたり、経験することで得る情報は大きいですよね。

QUESTION 5 社風

職場の雰囲気
生井
仕事で自分がプレゼンしに行く相手は、役職が上の方がほとんどですのでプレッシャーも大きいのですが、プレゼンが成功するようチーム内でサポートしてくれたり、先輩が相談に乗ってくださるのでとてもありがたいです。

また、オンオフしっかり切り替えている方が多いように個人的には思います。
プライベート(趣味の世界)でも付き合いがある先輩や上司の方もいらっしゃいますが、プライベートでは別人のようです(笑)。
中澤
職場内は何でも聞けると言う安心感があります。
売場運営課はお客様対応や取引先の方がいらしたりして慌ただしい時も多いのですが、そんな中でも、「お話しいいですか?」と言うと必ず手を止めて聞いてくださいます。

タイミングが合わず、すぐに質問できない時はメモに書き、まとめて質問するよう心掛けています。

異動されてしまった年の近い先輩とはプライベートでもご飯にも行き、「最近どう?」と気軽に相談に乗ってくださるなど、良い関係を築けていると思います。
和田
食品部の商品企画課内でも、和洋菓子担当、生鮮惣菜担当、eatobu担当があります。
それぞれ担当がありますが、皆で情報共有を常にしていて、協力して一つのチームとして毎日仕事をしている感覚があります。そのため、和気あいあいとしていて、明るい雰囲気で仕事ができる職場だなと思っています。

私から上司への報連相もしっかりと行い、上司からも改装や催事の進捗について情報共有をこまめにしていただけるので、常にお互いの業務内容を共有して仕事が出来ています。
業務内容を共有することで、自身の守備範囲が広くなる大変さもありますが、結果として自身の成長にもなりますし、自分の仕事をフォローしていただく安心感にもつながります。
次の日、休みや連休の時も安心して仕事を任せていただいたり、逆にお願いをしたりできるような雰囲気です。
社員3名集合
生井
どの職場も、チームワークとコミュニケーションは不可欠ですね。
また、社内ではコミュニケーション能力が高い方が、活躍されている印象があります。

販売促進企画課もメンバーそれぞれ担当業務を持っていて、同時進行で様々な仕事を行っています。また、担当内だけでは完結しない仕事が多くありますので、互いに助け合おうという雰囲気や、情報共有・コミュニケーションを自ら積極的に行っていく雰囲気があると思います。

QUESTION 6 ビジョン

目標とメッセージ
中澤
入社1年目ですが、やりたいことをやらせてもらえているのではないかなと思います。
漠然とでも、こんなことやりたいですと上司に相談すると、じゃあこんな風にしたらとアドバイスをくださることが多いです。自分としても、やりたい気持ちだけではなく、自ら行動を起こす勇気と覚悟を持ちたいと思います。
まだ売場だけしか経験をしてないので、今日皆様のお話しを聞かせていただき、どの部署も楽しそうだなと感じたので、いろいろな部署にチャレンジしてみたいなと思いました。
和田
私は入社してから、4年間食品部ですが、食品って、大きく分類しただけでも、菓子、惣菜、生鮮、酒など様々なアイテムがあり奥も深くて、4年いてもまだまだ学ぶことが多いフロアだなと思っています。

食品の中でも「私に聞けばだいたい食品フロアのことはなんでも分かります」と言えるようなマルチに活躍できる存在になりたいです。

また、仲間と協力して一つの物を作り上げることができる、またその機会もたくさん若手には与えられていると思いますので、これからも様々なことにチャレンジしていきたいです。
生井
先程から話している通り、世の中やお客様の求めるモノやコトはいろいろ変わっていくと思います。
そんな中でも一番大切なのは、売上をつくりながらもお客様に喜んでもらうことです。

どんな部署にいても、企画や実行、運営という力は絶対に必要になりますので、企画力と実行力を発揮して今後、様々な場面で活躍できればと思います。

自分の思いがカタチにできて、それがボトムアップで出来る環境が揃っている会社だなと思っています。カタチにするまでの地道な苦労はありますが、試行錯誤しながら動くことで自身の成長になりますし、やり遂げた時の達成感は何より大きいです。
こんなことがしたい、こんなことがやりたいんだって言う夢のある方と一緒に働いていきたいです。
社員3名集合

※所属部門は、インタビュー時(2022年12月時点)の所属です。
※通常は、マスク着用、アクリル板設置等の感染症対策を行っています。

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