人材の育成
“求める人材像”と教育体系イメージ
東武百貨店が求める人材像と、それに向けた人材育成の構図は、下図のとおりです。
「自ら学ぶ」姿勢を前提に、OFF-JT(研修)とOJT(職場での指導育成)の両輪で支えていくことを基本的な考え方としています。研修で身につけた知識・スキルを職場で実践し、それをまた研修で振り返り、ブラッシュアップしてまた実践するというように、段階的に成長できる仕組みを構築しています。


社員の役割
大卒の新入社員は、総合職として、入社時はスタッフ(Jクラス)からスタートし、より責任と権限の大きな役割を目指し、キャリアを積んでいきます。
また、当社では、人材の「マルチスキル化」を目指しており、各役割に合わせた幅広い業務を行っています。

OFF-JT(研修)とOJT(職場での指導育成)
OFF-JT(研修)
各役割において必要な知識、スキルを、段階的に確実に身につけていくことを基本としています。具体的には「役割強化研修」とそれを補う「スキルアップ研修」の二つのラインの研修で、身につけた知識を確実に実践できるようにしていきます。
また、研修以外にも、“自ら学ぶ”ことを会社としてバックアップする体制を整えています。

OJT(職場での指導育成)
OJTとは、職場における上司や先輩からの指導育成のことで、日々実践するものです。
OJTスキル(対話力や適切な指示等)を身につけるためのカリキュラムを「役割強化研修」に取り入れることで段階的に身につけていく流れを作っており、効果的に下級者への指導育成ができる体制を整えています。
新入社員研修
大卒新入社員は、集合研修や売場実習等を通じて、段階的に仕事の基礎を身につけていきます。
2018年度入社の新入社員研修の例を紹介します。
大卒新入社員の研修スケジュール例
時期 | 研修等 | 内容 |
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4月 |
第一次 集合研修 (約1週間) |
接客応対の基礎については、基本接客、進物包装、電話応対等を、ロールプレイング形式で実践的に学びました。 ![]() |
第一次 売場実習 (約1週間) |
先輩社員によるマンツーマン指導のもと、集合研修で学んだことを売場で実践することで理解を深めます。 | |
第二次 集合研修 (約1週間) |
第一次集合研修からステップアップした内容を学び、 ![]() |
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第二次 売場実習 (約1週間) |
第一次売場実習とは異なる店舗で実習を行うので、池袋本店と船橋店の雰囲気の違い等を肌で感じることができました。 ![]() |
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5月 | 正式配属 |
配属部門が正式に決定します。 入社1年目は、先輩社員によるマンツーマンでの指導を受けながら、経験を積んでいきます。 ![]() |
第三次 集合研修 |
これまでの研修で学んだ知識と技術の習熟度を確認します。 7月1日からは、「新入社員」と表記されたバッチを外して店頭に立ちます。 ![]() |
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10月 | フォローアップ研修 |
久しぶりの集合研修で同期の成長を感じ、自分も負けていられないという気持ちになりました。 ![]() |
3月 | 後輩指導に向けた準備 |
次年度新入社員の入社を目前に控え、「フレッシュマンレポート」の活用方法や、OJT(現場での指導・育成)に関するレクチャーを人事部より受けます。
後輩の指導方法を身につけるだけでなく、
先輩社員になる“心構え”も、しっかり整えます! |
入社までのフォロー体制
東武百貨店では、内定者の方が当社への理解をさらに深め、また社会人としての準備を整えて入社の日を迎えられるよう、様々なフォロー体制を整えています。
2019年度入社内定者(大卒)の例を紹介します。
内々定~入社までのイメージ
【内々定者交流会】
同期となる仲間たちと親睦を図り、絆を深めます。

【アルバイト(任意)】
内々定後、短期アルバイトを中心に、随時アルバイトの仕事を紹介します。
申し込みは任意ですが、参加した内定者の皆さんからは
「働く人や職場の様子がわかり、東武百貨店で働くイメージがより具体的になりました」
「先輩社員の皆さんとも親睦が深まり、入社するのがますます楽しみになりました」
との声があり、仕事や会社への理解を深める一助になっています。
【内定式】

【先輩社員との懇親会】
先輩社員より仕事の具体的な内容ややりがい等、様々な話を聞くことで、仕事や会社についての理解を深めます。
【内定者研修】
学生から社会人への意識の切り替えを図る準備として、ビジネスマナーや東武百貨店に関する基礎知識等を学びます。
【合宿研修】
入社が目前に迫った3月、合宿での研修を行います。
内定者研修で学んだ内容の再確認と、同期のチームワーク醸成を図り、入社に備えます。
【入社】
4月1日、入社式の後、いよいよ新入社員研修スタートです。
